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頭痛

頭痛は、日常生活の中で多くの方が経験する非常によくある症状の一つです。しかし、一口に頭痛といっても、筋肉の緊張やストレスから生じる慢性的なものから、血管の拡張によるもの、さらには脳血管障害などの重篤な病気が隠れているものまで多岐にわたります。痛みを我慢して市販薬に頼り続けていると、原因の発見が遅れてしまう場合もあります。当院では、内科および循環器内科の視点から、丁寧な問診と診察を行い、患者さん一人ひとりの症状に合わせた診療を行っています。つらい症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

頭痛にはどんな種類がありますか?知っておきたい代表的なタイプ

頭痛は大きく分けて、他の病気が原因ではない一次性頭痛と、何らかの病気が引き起こす二次性頭痛の2種類があります。日常的に起こる頭痛の多くは一次性頭痛ですが、タイプによって原因や対処法が大きく異なります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、一次性頭痛の中で最も多く見られるタイプです。頭全体や後頭部から首筋にかけて、締め付けられるような鈍い痛みが持続します。

デスクワークやスマートフォンの長時間使用による姿勢の悪さ、精神的なストレスなどが原因で、首や肩の筋肉が緊張して血行が悪くなることで起こりやすいと考えられています。

片頭痛

片頭痛は、頭の片側あるいは両側がズキズキと脈打つように痛む発作性の頭痛です。痛みが強くなると、光や音に過敏になったり、「吐き気」のページでも解説しているような胃のむかつきや嘔吐を伴うことがあります。

脳の血管が急激に拡張することや神経の刺激が関係しているとされ、ストレスから解放されたタイミングやホルモンバランスの変化、気圧の変動などがきっかけで起こりやすくなります。

群発頭痛

群発頭痛は、片方の目の奥がえぐられるような激しい痛みが特徴の頭痛です。一定の期間に集中して毎日のように同じ時間帯(夜間や早朝など)に発生します。

痛む側の目から涙が出たり、充血、鼻づまりなどの自律神経症状を伴うことが多く、原因は完全には解明されていませんが、目の奥にある血管の拡張や炎症が関わっていると考えられています。

病気が隠れている二次性頭痛

二次性頭痛は、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、感染症、高血圧など、特定の病気によって引き起こされる頭痛です。中には命に関わる危険な状態も含まれるため、見逃してはならない重要な頭痛です。

こんな頭痛は危険?早急な受診が必要な症状

これまでに経験したことがないような激しい痛みや、急激に悪化する頭痛がある場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。脳血管障害などの重大な病気が背景にある可能性があるためです。

特に以下のような症状が見られる場合は、緊急を要することがあります。

  • 突然、バットで殴られたような激痛が起きた・・くも膜下出血などの疑い
  • 手足のしびれ、脱力感、麻痺がある・・脳卒中などの疑い
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい・・脳神経疾患の疑い
  • 高熱や意識の混濁を伴う・・髄膜炎や脳炎の疑い
  • 「めまい・立ちくらみ」のページにあるような強いふらつきや視覚の異常が急に現れた・・脳血管障害の疑い
  • 「発熱」のページの症状とともに首の後ろが硬くなって曲がらない・・感染症などの疑い

また、「血圧が高い」のページで紹介しているように、著しい血圧上昇に伴って頭痛が生じるケースもあります。普段と違う異変を感じたときは、決して自己判断で様子を見ず、早めの受診を検討してください。

頭痛が起こる原因と日常生活で意識したいポイント

日常的に起こる慢性頭痛の多くは、日頃の生活習慣や環境が引き金となって発症します。原因となる要因を知り、生活リズムを整えることが症状緩和の第一歩となります。

生活習慣や環境による影響

睡眠不足や過度の睡眠、長時間の同一姿勢、肩こり、目の疲れなどは緊張型頭痛を悪化させる大きな要因です。また、天候や気圧の急激な変化、強い光、騒音、特定食品の摂取、精神的ストレスが片頭痛の引き金になることも広く知られています。

頭痛のタイプに合わせたセルフケア

頭痛は、タイプによって痛みを和らげる対処法が異なります。誤った対処をすると痛みが強くなる場合があるため注意が必要です。

  • 緊張型頭痛の場合・・首や肩を温める、入浴する、軽いストレッチで血行を促す
  • 片頭痛の場合・・痛む部位を冷やす、暗く静かな部屋で安静にする、カフェインを適度に摂取する

片頭痛が起きているときに体を温めたり激しく動かしたりすると、血管がさらに拡張して症状が悪化することがあります。ご自身の頭痛のタイプを把握することが的確なセルフケアにつながります。

医療機関での頭痛の診断と治療の流れ

当院での頭痛診療は、患者さんのお話を詳しく伺う問診から始まります。痛みの部位や強さ、痛む頻度、痛みの持続時間、随伴症状などを丁寧にお聞きし、原因を特定していきます。

詳しい問診と診察

まずは命に関わる二次性頭痛の可能性がないかを慎重に確認します。血圧測定や全身の内科的診察を行い、必要に応じて血液検査や心電図検査などを組み合わせて総合的に評価します。より精密な脳の画像検査が必要と判断される場合には、連携する専門病院を迅速にご紹介いたします。

症状に応じたお薬による治療

頭痛の治療は、痛みが起きたときに抑える急性期治療と、頭痛の頻度や重症度を減らすための予防療法があります。

発作時の鎮痛薬や片頭痛に特化したお薬の処方に加え、頻繁に発作が起こる方には予防薬の導入を検討します。また、鎮痛薬を頻繁に飲みすぎることでかえって頭痛が慢性化する「薬物乱用頭痛」を防ぐため、服薬のタイミングや回数の管理も丁寧にご説明します。

詳しい診療内容については、「内科・循環器内科」のページをご覧ください。

頭痛についてのよくある質問

Q1. 市販の頭痛薬を毎日のように飲んでいますが問題ありませんか?

A1. 鎮痛薬を月に10日から15日以上など頻繁に服用し続けていると、薬の効果が切れた際に再び強い頭痛が起こる「薬物乱用頭痛」を引き起こすリスクがあります。薬の量が増えていると感じたら、一度医師にご相談ください。

Q2. 肩こりがひどくなると頭が痛くなるのはなぜですか?

A2. 首や肩の筋肉が持続的に緊張すると、血流が滞って老廃物がたまり、周囲の神経を刺激して締め付けられるような頭痛(緊張型頭痛)を引き起こします。適度な運動や姿勢の見直しが有効です。

Q3. 高血圧と頭痛には関係がありますか?

A3. 軽度から中等度の高血圧では自覚症状が少ないことが多いですが、急激に血圧が上昇した場合や非常に高い血圧が続くと、後頭部の痛みや重い頭痛を感じることがあります。血圧管理を含めた内科的な確認が大切です。

Q4. 何科を受診すればよいか迷っています。

A4. 突然の激痛や手足の麻痺など明らかな緊急症状を除き、まずは一般内科やかかりつけ医にご相談いただくのが適しています。全身の健康状態を確認しながら、適切な検査や治療法をご提案いたします。

院長より

頭痛は「いつものこと」と軽く考えられがちですが、生活の質を大きく下げるだけでなく、思わぬ病気のサインであることもあります。北浦和駅東口より徒歩2分の立地にある当院では、患者さんのお悩みに親身に耳を傾け、一人ひとりに適したサポートを行っています。つらい頭痛が続くときや不安な症状があるときは、我慢なさらずにいつでもご相談ください。

初めて受診される方は、「初診の方へ」のページをご確認いただくと受診の流れがスムーズです。

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