倦怠感(だるさ)
「朝起きても疲れが取れない」「体が重くて動くのがつらい」といった倦怠感(だるさ)は、日常生活の中で多くの方が経験する身近な症状です。睡眠不足や過労が原因の一時的な疲労であることも多いですが、十分な休養をとってもだるさが抜けない場合や、徐々に悪化していく場合には、内科や心臓の疾患など、体からの重要なSOSサインである可能性があります。当院では丁寧な問診と検査を行い、だるさの根本的な原因を調べてサポートいたします。
倦怠感(だるさ)とはどのような状態ですか?
倦怠感とは、肉体的または精神的なエネルギーが低下し、活動する気力がわかない、あるいは体を動かすのが非常につらいと感じる自覚症状のことです。
一時的な疲労であれば、睡眠や休息をとることで数日のうちに自然と回復していきます。しかし、何週間もだるさが続く場合や、日常生活や仕事に支障が出ている場合は、単なる疲れではなく何らかの病気のサインとして倦怠感が現れていることが疑われます。
だるさが続く原因にはどのようなものがありますか?
だるさを引き起こす原因は非常に幅広く、日頃の生活環境から全身のさまざまな疾患まで多岐にわたります。
生活習慣や過労によるもの
睡眠時間の不足や質の低下、過度な労働、精神的なストレス、栄養バランスの偏り、過度な飲酒などが原因となり、疲労の回復が追いつかなくなることがあります。
内科の病気によるもの
体内の酸素を運ぶ赤血球が不足する貧血や、血糖値をうまくコントロールできなくなる糖尿病、肝臓や腎臓の機能低下、ホルモンの分泌バランスが崩れる甲状腺疾患などにより、全身に十分なエネルギーが行き渡らず倦怠感が生じます。
生活習慣病に関する詳しい情報は「糖尿病」のページもご覧ください。
循環器の病気によるもの
心臓のポンプ機能が低下して全身へ血液を十分に送り出せなくなる心疾患や、血圧の急激な変動、不整脈なども全身のだるさや重さの原因となります。
心臓の働きの低下については「心不全」のページをご参照ください。
睡眠や自律神経の乱れによるもの
夜間の呼吸が止まることで睡眠の質が著しく下がる睡眠時無呼吸症候群や、不眠、うつ状態など、自律神経や精神的な緊張が続くことでも強い倦怠感が現れます。
睡眠のお悩みについては「不眠」のページで解説しています。
倦怠感(だるさ)によって疑われる代表的な病気
だるさとともに他の症状を伴う場合、以下のような病気の可能性が考えられます。
- 貧血・・動悸や息切れ、立ちくらみ、顔色の悪さを伴うことがあります。
- 糖尿病・・だるさのほかに、喉の渇き、頻尿、体重減少などがみられることがあります。
- 甲状腺機能低下症・・寒がりになる、体重が増える、むくみや便秘が続くなどの症状が現れます。
- 慢性心不全・・体を動かしたときの息切れや手足のむくみ、横になると息苦しいなどの症状が伴います。
- 肝機能障害や腎機能障害・・食欲不振、黄疸、尿の異常、全身のむくみなどを生じることがあります。
- 睡眠時無呼吸症候群・・日中の強い眠気や集中力低下、激しいいびきが特徴です。
倦怠感の原因はどうやって調べる?検査と診断の流れ
当院では、患者さんの自覚症状や生活状況を丁寧にお伺いした上で、疑われる病気に合わせた各種検査を実施します。
問診では、だるさがいつから始まったのか、どのような時間帯に強いか、ほかに気になる症状はないかなどを詳しく確認します。日本医師会産業医の資格を持つ院長が、お仕事の環境や生活リズムにも配慮しながらお話を伺います。
検査では、貧血や血糖値、肝機能、腎機能、甲状腺ホルモンなどを調べる血液検査や尿検査を行います。心臓や血管の影響が疑われる場合には、心電図検査や胸部レントゲン、超音波検査などを組み合わせて多角的に原因を探ります。
当院で行える検査の詳細は「各種検査」のページでご紹介しています。
こんな症状があるときは早めに受診を
だるさに加えて以下のような症状がみられる場合は、重い病気が隠れている恐れがあるため、我慢せずに早めの受診をご検討ください。
- しっかり休んでいるのに2週間以上だるさが改善しない
- 少し動くだけで息切れや動悸がする
- 手足や顔に明らかなむくみが出ている
- 食事制限をしていないのに急激に体重が減ってきた、または増えてきた
- 微熱が長く続いている
- 日常生活や仕事に支障が出るほど日中の眠気が強い
倦怠感の治療と当院での診療方針
倦怠感の治療は、検査によって特定された原因疾患の治療を基本として進めていきます。
貧血であれば鉄剤の内服や食事改善、糖尿病や心不全であればお薬の調整や生活習慣の見直しを行います。明らかな内科疾患が見つからない場合でも、生活習慣や睡眠環境のアドバイスを行い、体調改善をサポートします。
当院は、北浦和駅東口より徒歩2分の立地にあり、ご年配の方からお忙しい現役世代の方まで通いやすい環境を整えております。WEB予約やWEB問診も導入しておりますので、待ち時間を抑えてスムーズに受診していただけます。
初めて受診される方は「初診の方へ」のページをご確認ください。
倦怠感(だるさ)についてのよくある質問
Q1. だるいだけなのですが、病院に行ってもよいですか?
A1. はい、受診していただいて全く問題ありません。「ただの疲れ」と思っていても、検査をすると貧血や内臓の病気が見つかることがあります。長引くだるさはお気軽にご相談ください。
Q2. 何科を受診すればよいか分かりません?
A2. まずは内科の受診をおすすめします。全身の状態を総合的に診察し、必要に応じて原因に合わせた治療や適切な診療科へのご案内をいたします。
Q3. 受診当日にすぐできる検査はありますか?
A3. 血液検査や尿検査、心電図、レントゲンなどの基本的な検査は当日の状況に合わせて実施可能です。お体の負担を考慮しながら順次進めてまいります。
院長より
「疲れがたまっているだけ」と我慢を重ねてしまう方は少なくありません。だるさは体からの不調の合図です。当院では地域の皆さまのホームドクターとして、どのような小さなお悩みにも寄り添った診療を心がけています。つらいだるさが続いているときは、どうぞお気軽にご相談ください。
