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いびき

睡眠中に生じるいびきは、空気の通り道である気道が狭くなり、呼吸をした際に喉の粘膜が振動して鳴る音です。一時的な疲労やお酒を飲んだときだけでなく、日常的に大きな音を立てている場合、背後に睡眠時無呼吸症候群などの疾患が隠れていることがあります。放置すると全身へ酸素が十分に行き渡らず、心臓や血管に負担をかける要因にもなります。当院では内科や循環器の視点に加え、同じフロアにある登坂歯科とも連携しながら、患者さんの健康的な睡眠をサポートしています。

いびきが起こる原因とは?空気の通り道が狭くなる理由

いびきは、睡眠中に喉や鼻の奥の筋肉が緩み、空気の通り道が狭まることで発生します。息を吸い込むときに狭い気道を空気が通るため、周囲の粘膜が細かく震えて音が出ます。健康な方でも一時的に生じることがありますが、習慣化している場合は何らかの原因によって気道が塞がりやすくなっている可能性があります。

主な原因として、以下のような要因が挙げられます。

  • 肥満による首や喉まわりの脂肪沈着
  • 顎が小さい、下顎が後退しているなどの骨格的特徴
  • 加齢に伴う喉の筋力低下
  • 飲酒や睡眠薬の内服による筋肉の弛緩
  • 鼻づまりやアレルギー性鼻炎による口呼吸

鼻の疾患による口呼吸や鼻づまりについては「アレルギー性鼻炎」のページも参考にしてください。

いびきに潜む病気と健康への影響

大きないびきや途中で呼吸が止まるような状態は、単なる睡眠の癖ではなく身体の異常を知らせるサインです。特に睡眠中に何度も呼吸が止まる状態を繰り返すと、深い眠りが妨げられ、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。

睡眠時無呼吸症候群との深い関わり

いびきが突然止まり、数秒から数十秒後に大きな音とともに呼吸が再開する場合、睡眠時無呼吸症候群が強く疑われます。睡眠中の無呼吸によって低酸素状態が続くと、脳や身体が休まらず、日中に強い眠気や疲労感を感じやすくなります。集中力の低下を招き、日常生活や仕事に支障をきたすことも少なくありません。

無呼吸の疑いや日中の眠気については「睡眠時無呼吸症候群 (SAS)」のページや「日中の強い眠気」のページで詳しく解説しています。

高血圧や心臓病のリスク

睡眠中の無呼吸や低酸素状態は、自律神経を刺激して血管を収縮させ、血圧を上昇させます。その結果、動脈硬化が進みやすくなり、高血圧や不整脈、心不全などの心血管疾患を引き起こす要因となります。いびきを適切に管理することは、心臓や血管の健康を守るためにも重要です。

血圧や心臓への影響については「高血圧症」のページや「心不全」のページをご覧ください。

いびきを改善するための検査と治療方法

いびきの治療を進めるためには、まず睡眠中の呼吸状態を正しく把握することが第一歩となります。当院では自宅で行える簡易検査から、状態に応じた治療のご案内まで幅広く対応しています。

ご自宅で行える睡眠検査

いびきの頻度や睡眠中の呼吸状態を調べるため、ご自宅で就寝時に装着する簡易検査装置を用いて検査を行います。手の指や鼻の下にセンサーを取り付けて眠るだけで、睡眠中の呼吸の停止回数や血液中の酸素濃度を記録できます。普段通りの睡眠環境で検査を受けられるため、身体への負担が少ない点が特徴です。

状態に応じた主な治療の選択肢

検査結果や症状の重症度に合わせて、以下のような治療法を検討します。

  • 生活習慣の改善・・減量指導、禁煙、就寝前の飲酒を控えるなどの指導
  • マウスピース治療・・睡眠中に下顎を前方に固定し、気道を広げる装置の装着
  • CPAP療法・・専用のマスクから空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療法

体重管理が必要な場合は「肥満症」のページもあわせてご確認ください。

当院におけるいびき診療の特徴

当院は北浦和駅東口より徒歩2分に位置し、世代を問わず相談できるホームドクターとして診療を行っています。循環器内科の観点から心臓や血管への負担を総合的に評価し、合併症の予防や早期発見に努めています。

さらに、同ビルの同じフロアにある登坂歯科と密に連携を取り合っています。マウスピースによる治療が必要と判断された場合でも、同じ建物内で迅速に歯科受診や装置作成のご相談が可能です。医科と歯科の垣根を越えて、患者さんのお身体を総合的に支える体制を整えています。また、WEB予約や事前問診を導入し、待ち時間の軽減にも取り組んでいます。

いびきに関するよくある質問

Q1. 家族にいびきを指摘されましたが自覚症状がなくても受診すべきですか?

A1. ご自身で眠気や息苦しさを感じていなくても、睡眠中に呼吸が止まっている場合があります。心臓や血圧への負担を調べるためにも、一度検査を受けることをおすすめします。

Q2. マウスピース治療は誰でも受けられますか?

A2. マウスピースは主に軽症から中等度の無呼吸やいびきに適しています。歯や顎関節の状態により適応が異なるため、当院での診察後に登坂歯科と連携して状態を確認しながら進めます。

Q3. どのような生活習慣を見直せばいびきが軽減しますか?

A3. 体重の減量、就寝前のアルコール制限、横向きで寝る工夫などが有効です。また、鼻炎などがある場合は鼻の治療を行うことで改善が期待できる場合もあります。

院長より

いびきは睡眠の質を下げるだけでなく、生活習慣病や心臓病のリスクを高める要因となります。日本医師会産業医としての視点も活かし、働く世代からご高齢の方まで、日常生活やお仕事に合わせた丁寧なサポートを心がけています。同フロアの登坂歯科とも連携しながら、お一人おひとりに適した診療を提供いたします。ご自身やご家族のいびきが気になる際は、どうぞお気軽にご相談ください。

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